熱中症対策 ~その3 適切な水分補給~
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気温が高くなり、喉の渇きを感じる季節になりました。
子どもも大人も運動時、水分の補給は欠かすことはできません。
当たり前に補給している水・・・なぜ人間に水分が必要なのでしょうか?
“水分の主な働き”は、次の2つです。
(1)栄養分などを血液(←水分)に乗せて、身体のすみずみまで運ぶ役割
(*一方で、不要になった成分も、水に溶けて排泄されます)
(2)汗となって体温を一定に保つ、ラジエーター(*熱を放熱する装置)の働き
☛また、その他として、食べ物を消化するための「唾液・胃液」も、同じ血液中の水分からできています。
次に運動時の水分補給のポイントをご紹介します。
【水分補給のポイント】
①温 度 …5~15℃に冷やしたもの
⇒飲み物の温度は、身体内に溜まった熱を放散させます。
②栄養分 …ミネラル分が入っているものが効果的
⇒スムーズな吸収と発汗により身体から失われたミネラル分が補給できます。
☆具体的には、塩分濃度0.1~0.2%、糖度3~5%が最適といわれています。
(◎短時間の運動であれば水だけでも問題ないですが、“長時間”続く場合、適度な糖質の補給で疲労を遅らせることができます)
③タイミング…『喉が渇いたな』と思う前に飲む
運動前:運動直前(30分くらい前)に、250ml~500ml程度を数回に分けて飲む
運動中:1回に、1口~200ml程度まで(軽く潤す程度がベスト)
運動後:発汗等によって減った体重分を補う量を、数回に分けて飲む
【水分補給の注意点】
➊ ×ガブ飲み
➋ ×冷やしすぎ
➌ ×糖質過多(肥満、また頻繁に糖質を口に入れることは虫歯の原因にも繋がります)
“適切な水分補給”で、気持ちよく身体を動かすことができます!