熱中症対策 ~その2 熱中症を理解する~
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先日、梅雨が明けたばかりのこの地方。
暑い日の運動中、熱中症が発生することがあります。
しかし、意外に「熱中症の詳細」について、
また「どうすれば防げるのか」ということについては、
広く知られていなかったり、一部誤った情報が伝わったりもしています。
このたびは、本格的な夏に入った今、熱中症について考えてみたいと思います。
◇熱中症とは「暑い環境で発生する障害の“総称”」です
その症状は、以下の4つに分類されます。
①熱失神(皮膚血管の拡張によって血圧が低下し、“脳血流が減少”…顔面蒼白)
②熱疲労(“脱水”による症状…脱力感、倦怠感、めまいなど)
③熱けいれん(大量発汗による血液の“塩分濃度低下”…足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴うけいれん)
④熱射病(体温上昇で“中枢機能に異常”をきたした状態…反応が鈍い、言語がおかしい、意識がないなど)
さらに、この熱中症にかかりやすいといわれている人(タイプ)を探ってみましょう。
■暑さに弱い人は?
・体力の低い人
・暑さに慣れていない人
・熱中症をおこしたことのある人
・持久力の低い人(循環機能も低いので暑さに弱い)
・肥満の人(学校管理下の熱中症死亡事故の7割は肥満の人)
※独立行政法人日本スポーツ振興センター 学校災害防止調査研究委員会「熱中症を予防しよう」参照
●熱中症について正しく理解しましょう・・・
⇒夏に「暑い」と感じるのは、言わば当たり前のことです。
ただし、“様々な要因”によって、身体の異常(熱中症)が出ていることもありますので、
気温の高い日は、室内外を問わず注意が必要です。
☟【ポイント】
◎熱中症が発生しないような環境を、“日頃から注意”しておくこと
◦身体のコンディションを整える…『睡眠、栄養のバランスを心掛けた日常生活』
◦“一年を通して”『体力維持、向上に努める』
◦空調が利き過ぎた環境下から出て、『暑さに身体を慣らす』…⇒ 暑熱順化
◦『肥満にならないような生活習慣』を心掛ける ↑過去の記事をご参照ください
正しい知識と行動で、
熱中症“0”で、この夏を楽しく過ごしましょう!!